お気に入りの世界遺産の町、サンジミニャーノ。
ちょっと発音が難しいかもしれませんが(笑)サン・ジミニャーノです。
シエナやフィレンツェからバスで1時間ほどの場所にある丘の上の町。
名前の由来は、モデナの守護聖人でもあるジミニャーノがこの地で没したことから、彼の名に聖人を意味するサント(セイント)をつけて”サン・ジミニャーノ”
ここは塔の町として有名です。
昔、イタリア全土ではありますが、貴族たちは富と権力の象徴として塔(タワーハウス)を競って建築しました。例にもれず、この町でも最盛期12~13世紀にはこの小さな町の中に200本以上が建っていたそう…
ただ、一度この地に行かれるとわかりますが、ここはトスカーナの2大都市、シエナとフィレンツェの中間にあり、キャンティ地方を見渡せる丘の上にあるため、2都市国家間の争いに巻き込まれてしまいます。
その為、Francigena(フランチージェナ)街道という重要な街道の宿場町として交易の拠点でもあったサンジミニャーノは衰退の道をたどります。
そのおかげで、2回に渡る世界大戦時には戦火を逃れ、現在でも14世紀ごろの街並み、建物に至っては12世紀のものも残っており、中世にタイムスリップしたような感覚になれる町です。世界遺産登録理由は旧市街の街並み。
そして現在もなお14~16本の塔が建っているため、”トスカーナの摩天楼””トスカーナのマンハッタン”の異名もある街です。夕方に遠くから町を見たときのシルエットは、まさに異名どおり。
フィレンツェまでお越しの際は、ぜひサンジミニャーノまで足を延ばしてみませんか?
フィレンツェからは、Sita社のバスでPoggiponsi(ポッジポンジ)乗り換え、1時間ほど。だいたい7.8ユーロほどです。
ジェラートの世界チャンピオンのお店のありますよ☆
私のお気に入りは、町のパノラマポイントから見渡すキャンティ地方のブドウとオリーブ畑。トスカーナ州らしい景色が堪能できます。
そして、白ワイン”Vernaccia di San Gimignano(ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ)”の限定産地です。
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